ダイエットが成功しないのは、あなたが悪いのではなく、やり方が間違っているから?絶対に成功するダイエット法とは?

 限りなく胡散臭そうなタイトルになってしまいましたが、「ダイエット」というもの対して誤解が最近広まっている気がするので、一度整理しておきたくてこの記事を書きます。

 

そもそもダイエットとは何か?

 最近はトレーニングで筋肉を鍛えて立派な体を作るのがもてはやされたり、ちょっと前はダイエットメニューを1か月食べて体重〇〇kg減!なんて番組のコーナーがあったりしましたが、あれは『ダイエット』ではありません。

 あれらは『ボディメイク』や『減量』と呼んだほうが正しいと思います。

 「それって結局一緒じゃないの?」と思う方をいらっしゃるかもしれませんが、私の区分では全然違います。

  • 『ダイエット』は、長期的に体重を目標値に維持するための活動
  • 『ボディメイク』は、自分の理想の体型を作るための活動
  • 『減量』は、ある期間までに体重を目標値にまで届かせるための活動

 以上のように私はそれぞれを定義しています。

 …少しわかりにくいかもしれませんが、新築の家を建てることに例えるならば、

  • 『ダイエット』は、時間をかけて頑丈なしっかりした家を作ること
  • 『ボディメイク』は、それに加えて外観や内装を豪華にすること
  • 『減量』は、実態はボロボロでもいいから、とにかく期日までに家の形になってるものを作ること

 …という風に言えるかなと思います。(あまりわかりやすくなってないですね…)

 

 そして、多くの方が目指しているのは『ダイエット』にもかかわらず、『ボディメイク』や『減量』の手法を取り入れてしまった結果、挫折してしまっているのではないかと私は思うのです。

 

ではダイエットの手法とは何なのか?

 ダイエットで目指すのは長期的に目標体重を維持することです。そのために最も大事なことは無理をしないことです。

 「いやダイエットってきついものでしょ?じゃないと痩せないじゃん。」と思う方もいらっしゃるでしょう。

 でもそれでは続かないんです。途中まではいい感じで痩せてきても、公私が忙しくなった時に、ダイエットまできついと嫌になって辞めたくなったり、「ちょっとだけならいいよね」と自分を甘やかしたところからズルズル元の習慣に戻って、結局は体重が逆戻りするか、最悪リバウンドで増加してしまいます。

 じゃあ一体無理せずダイエットとはどうやればいいのか?それを次から説明します。

ダイエットのやり方【食事編】

 最近は糖質制限ダイエットなどが流行ったりしてますが、私は昔ながらのポピュラーなカロリー管理方式がおすすめです。

 カロリーは大体どの食品にも記載されているので、どの程度摂取したかを把握しやすいですし、何より「カロリーさえ守れば基本的には好きなものを食べていい」というのが楽です。

 私も糖質制限ダイエットを少しだけやってみたんですが、糖質は結構いろんな食品に含まれているので、食べられるものの幅が狭まって、途中で嫌になってしまいました。

 どの程度のカロリーを摂取していいのか、栄養素は気にしたほうがいいのか、などについては、『一日に必要なエネルギー』などで検索すれば出てくるので、各々の活動量に合った基準を参考にしてください。

 ここで大事なのは、くれぐれも無理は禁物ということです。

 体重が停滞したときに、早く痩せたくてカロリーをさらに絞ってしまいたくなりますが、そうすると絶対に途中で挫折します。カロリーは低すぎてもいけないので、辛抱強く待ってください。

 また、どうしてもカロリーの高いものを食べたいとき、飲み会などカロリー摂取を避けられないときは仕方ありません。一日単位ではなく、数日単位で帳尻を合わせたり、運動の強度を少しだけ高くすることで対応しましょう。

 食事が自分の思い通りにとれないというのは結構なストレスなので、我慢しすぎないことも大切です。たまには好きなお菓子を食べたり、思いっきり好きなものをたくさん食べたりしても大丈夫です。先程と同様に、数日単位で調節すれば大した影響はありません。連日ドカ食いが止まらないのはさすがにダメですが。

ダイエットのやり方【運動編】

 ダイエットのための運動はいろんな種類があって、どれを取り入れたらいいかわからなくなりがちですが、何をやるかよりも大事なことがあります。

 それはやりすぎないことです。

 やればやるだけ痩せると思って、限界以上まで運動をしてしまうケースがありますが、そこまでやってしまうと、体に過剰な負荷がかかって怪我してしまい、運動が強制的にできなくなって頓挫してしまうことがあります。

 また、運動は健康にいいと思われがちですが、正確には「適度な」運動は健康にいい、と言われています。「過度な」運動をしてしまうと、体へのダメージで免疫が弱まり、却って病気になりやすいそうです。

 私も張り切ってきつめのトレーニングを取り入れたことがありましたが、途中で膝を痛めてしまったり、疲れてるのに無理にトレーニングをして、風邪をひいて一週間寝込み、治ったころには筋肉がしぼんで元通り…なんて悲しい経験もしました。

 じゃあ、「どんな運動メニューを取り入れたらいいのか?」ですが、これは各々の好みや事情に合ったメニューがいい…なんて曖昧すぎる言葉ですが、でも結局はこれに尽きると思います。

 有酸素運動のほうが痩せやすい…とかいろいろなことが気になったりしますが、それよりも好きな運動をすることが一番モチベーション維持に繋がります。ダイエットは無理なく続けられることが一番大事なので、内容よりも運動を続けること自体が重要です。

 また、例えば膝に古傷があったりする人はスクワットやランニングは厳しいので、プールで負荷を減らして運動するなど、個人の事情に合ったメニューを模索していきましょう。

 「そもそもやりたい運動がない…」という方におすすめするとしたら、ラジオ体操がいいと思います。負荷が高すぎず、ストレッチと全身の運動を兼ねており、仕事がデスクワークでプライベートでも運動はしない…なんて方にはラジオ体操1番をやるだけで意外といい運動になります。これが軽々こなせるようになってきたら、2番もやってみたり、あるいは別の運動を探して取り入れてみてもいいでしょう。個人の体力に合わせて、少しずつ負荷を強めていくという順番をしっかり守ることが大事です。

 もしやってるメニューに飽きたりしたら、違うメニューに切り替えても構いません。大きい筋肉を鍛えたほうが効率がいい、なんて言われたりもしますが、どこの筋肉だろうが動かせばそれなりのカロリー消費にはなりますし、動かし方だっていろいろあります。筋力トレーニングでも、スポーツでも、方法は何でもいいです。とにかく何かの運動をする習慣がついているこ。それが一番大事です。

まとめ

 …という感じで書いてきましたが、

 「ありきたりで当たり前のことしか書いてない」「曖昧なことしか書いてない」と感じられた方がいるんじゃないかと思います。

 そうです。ありきたりで当たり前のことでも十分効果は出るはずなんです。ダイエット法に唯一解はないので内容は曖昧にもなります。

 大事なのはそこじゃないんです。

 ダイエットが失敗する一番の原因は続けられないことです。

 自分にとってこの先もずっと続けられるダイエットが、あなたにとっての最高のダイエット法です。

 それを模索するのがダイエットとも言えます。

 ダイエットはすぐに効果が出るものではないです(それは減量の領域です。厳しい食事制限や運動で短期間で達成できますが、長持ちさせるのは困難です。)。

 格好いい体が手に入るわけでもありません(それはボディメイクの領域です。+αで栄養管理やトレーニングする努力が必要です)。

 目標体重に向けて痩せていくのは楽しいかもしれませんが、目標体重に届いたら、そこからは「維持する」ことに目的が変わり、苦しい努力をするモチベーションを失ってしまうかもしれません。

 だからこそ、無理せずやれることが一番大事です。

 巷には様々なダイエット方法があるので、その中から自分に合う方法を探せばいいです。無理してまで一つの方法にこだわることはありません。駄目だと思ったら次の方法を探しましょう。

 もちろん私が上記したダイエット法じゃなくてもいいわけです。ただ、強いて私のダイエット法のメリットを上げるとするならば、健康と美容には恐らくいいです(笑)。

 栄養が偏ることなく、量も適切になるので、肌や内臓のトラブルが無くなり、運動で心身の健康も改善するので、辛いどころか気分が良くなる可能性もあります。というか私がそうでした。(あくまで私個人の感想です。)

 ぜひ皆さんも、自分にとっての最高のダイエット法を求めて、頑張ってみてください。

 …間違えました。そうじゃありませんね。

 頑張らないでみてください。